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【ドル円週間見通し】堅調な米経済指標を背景にドル選好は続くのか

・4月19日-23日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 22日(木)午後8時45分結果発表予定
・予想は、主要政策金利の現状維持
 金利上昇はユーロ圏の景気回復を腰折れさせるリスクがあるとの見解は当面変わらないと予想されることから、ECBは市場動向に応じて資産購入ペースを大幅に加速する方針を維持する見込み。ただし、ワクチン接種拡大はユーロ圏経済に好影響を与えるとみられており、やや楽観的な景気見通しが提示される可能性がある。

○(米)3月中古住宅販売件数 22日(木)午後11時発表予定
・予想は、617万戸
 参考となる2月実績は622万戸。3月については、在庫水準に大きな変動はないと予想されており、雇用情勢の改善や景気回復の影響はあるものの、2月実績を大幅に上回る可能性は低いと予想される。

○(欧)4月IHSマークイットユーロ圏製造業PMI 23日(金)午後5時発表予定
・予想は、62.2
 参考となる3月実績は62.5。ワクチン接種拡大によってユーロ圏の景気回復時期は多少早まる可能性がある。雇用情勢が急激に改善する可能性は低いものの、新規受注の増加が期待されることから、製造業PMIは3月実績には届かないものの、2カ月連続で60を上回る可能性が高いとみられる。

○(米)4月IHSマークイット製造業PMI 23日(金)午後10時45分発表予定
・予想は、60.0
 参考となる3月実績は59.1。ワクチン接種の拡大によって足元の企業景況感は改善しつつある。また、雇用拡大や新規受注の増加なども期待されていることから、製造業PMIは3月実績を上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・19日(月):(日)3月貿易収支、(欧)2月ユーロ圏経常収支
・20日(火):(英)3月失業率
・21日(水):(豪)3月小売売上高、(加)カナダ中央銀行政策金利発表
・22日(木):(米)3月景気先行指標総合指数
・23日(金):(日)3月全国消費者物価指数、(欧)4月IHSマークイットユーロ圏総合PMI、(米)4月IHSマークイットサービス業PMI、(米)3月新築住宅販売件数

【予想レンジ】
・107円50銭-110円50銭

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