調味料をいくつも用意して計量しなくてもいいように、塩こしょうやごま、複数のスパイスや野菜の粉末などが調合されたシーズニングも、“タンドリーチキン味”“韓国風”など料理のテイストごとに売られており、簡単にプロの味に近づけることができます」(本間さん)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所の研究員である前野マドカさんは、自粛期間中、在宅勤務をしながら一家4人の食事を3食つくり続けた。
「カットされた食材と調味料が一緒になったミールキットやレトルト食品などをよく活用しました。メニューのバラエティーが豊富な『オイシックス』や、低糖質・低塩分の冷凍食品を選べる『nosh』は重宝します。冷凍品でも夫や子供からの文句はなく、おいしそうに食べていました」(前野さん)
いまや「晩ご飯はレトルトでいい?」は手抜きではなく、豊かな食生活を送るための選択肢の1つなのだ。
※女性セブン2021年4月29日号