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不安な世の中がブームを後押し?コロナ禍で占いにハマる人たちの本音

コロナ禍で占いにハマる人たちのリアルな心境

コロナ禍で占いにハマる人たちのリアルな心境

 コロナ禍で先行きが見えない中、占いブーム再燃の機運が高まっているようだ。テレビでは『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)のような占い番組が人気を博し、占い本もベストセラーランキングに名を連ねる。オンラインの占いイベントも盛況だ。占いブームは過去に幾度もあったが、昨今はコロナ禍で、これまでの日常とは異なる不安な日々が続いていることが、そうしたブームに拍車をかけているのかもしれない。最近になって占いにハマり始めた人たちのリアルな本音を集めた。

 IT企業に勤める20代の女性会社員・Aさんは、これまでネットで人気の「しいたけ占い」をチェックする程度で、そこまで占いにハマり込むタイプではなかった。だが、コロナ禍の在宅生活でよくテレビを観るようになり、そこで偶然視聴した『突然ですが占ってもいいですか?』をきっかけに、携帯の電話番号を変更した。

「ある占い師の方が、『携帯電話番号の下4桁の合計で運勢が変わる』というような意味合いのことを言っていて、衝撃を受けたんです。私の番号だと『気分屋、異性・お酒トラブル』とあって、結構その通りで……。少しでも運気が良い数字にするため、番号を選べる楽天モバイルを新規契約しちゃいました。心機一転した気分です」(Aさん)

 携帯番号を変えて、実際に運気が上がった手応えはあるのだろうか。

「正直、まだわかりません(笑い)。でも、運気を上げるためというよりは、少しでも不安要素を減らせたら、それで自己満足というか。知らなかったら気にならないんでしょうけど、知りたくなるし、ネガティブな占い結果だと気になってしまうので……」(Aさん)

結婚直前の占い師の言葉がピタリと当たって…

 それまで全面的に占いを信じることはなかったが、コロナ禍で考え直すようになった人もいる。メーカーに勤める30代の男性会社員・Bさんは、昨年、それまで交際を続けてきた女性と結婚した。

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