岩手・59才・女性のケース
夫の定年後、都会を離れて山村で愛犬と夫婦水入らずの年金暮らし。それがずっと私の描いていた理想の老後だったんですが、どうやら夫は違ったようです。古民家を借りて移り住んだのに、半年もしないうちに「こんな山奥では再就職もできないし、孤独で耐えられない。第二の人生は自分の好きにさせてくれ」と、離婚届を突きつけられました。あてにしていた夫の年金は減ってしまうわ、仕事は探してもないわでさんざん。こうなる前に夫婦でもっと話し合っていればよかったと後悔しています。
取材・文/加藤みのり
※女性セブン2021年5月6・13日号