近頃、ネット上でしばしば話題になるのが、コンビニ弁当の“底上げ疑惑”だ。コンビニで販売されている弁当の容器の底の部分が、見た目よりも高くなっており、その分だけ容量が少なくなっているのではないかと囁かれているのだ。コンビニグルメに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「コンビニの商品については、“サンドイッチの具が断面部分にしかない”とか、菓子パンの具材がスカスカだった”といったことがよく話題になっています。弁当についても、上から見たときの容器上部の外寸は大きくても、底面が小さくなっているので、実際に入る容量が少ない、と指摘されることがよくあります。コンビニの弁当に対して、見た目よりもボリュームが少ないと感じている消費者がいるのは事実でしょう」
コンビニ大手3社の“ほぼ同じ”弁当で容量を実測
そこで、コンビニ弁当の容器について、その外寸と実際の容量を比較してみた。
今回調査対象にしたのは、セブン-イレブン『レモン塩だれのねぎ豚カルビ弁当(麦飯)』(429円)、ローソン『ねぎ塩豚カルビ弁当(もち麦入りご飯)』(399円)、ファミリーマート『炙り焼三元豚のねぎ塩カルビ重(麦飯)』(398円)の3種類。ほぼ同じメニューの弁当をピックアップした。
外寸は容器上部の縦、横、ならびに高さを実測。容量については、容器に水をひたひたになるように注ぎ、その水の体積を計量カップで計測した。すべて記者が測定しているので、あくまでもおおよその測定値である。また、容器の蓋部分については考慮していない。
上からの見た目が大きいセブン-イレブン
まずはセブン-イレブン『レモン塩だれのねぎ豚カルビ弁当(麦飯)』。