「去年の夏、アイスカフェオレにハマって、希釈して飲むタイプのペットボトルに入ったコーヒーを2箱購入したんです。1箱24本入なので、48本。これは1本で10杯分くらい作れるので、合計480杯分という計算になります。
ただ、夏が過ぎたら、私のアイスカフェオレブームが完全に去ってしまって、まったく消化できないまま……。しかも、賞味期限も今年の6月くらいまでで、どう考えてもそれまでに全部飲みきれそうにない。会社の同僚に配ろうかと思いましたが、基本テレワークなので、会社に行く機会もほとんどなく、同僚にも渡せない。このまま無駄にしてしまうのはもったいないので、仕方なく毎日アイスカフェオレを飲んでいます」(堀江さん)
ネット通販の場合、賞味期限がわからない。そのため、箱買いしても全部をしっかり消化できない可能性もあるのだ。
「そのほか、カップ麺も箱買いすることが多いんですが、これも賞味期限以内に食べきれなくなりそうなことがあります。カップ麺って保存食のようなイメージがあるんですが、意外とそんなに長くもつわけでもない。“後で食べればいい”という感じで安心していると、あっという間に賞味期限がきてしまいます」(堀江さん)
賞味期限の落とし穴があるとわかっていながら、どうして箱買いを続けるのだろうか。堀江さんは、反省しつつこう話す。
「通販サイトのクーポンを使うためとか、送料無料になるまで、箱買いすることも多いです……。とくに欲しいものはないけど、クーポンを使いたいから、“いつかは絶対に食べるもの、飲むもの”をとりあえず買ってしまう。また、“2箱以上で無料”となっていると、思わず2箱買ってしまう。でも、結局賞味期限が切れて、捨ててしまったら損になるわけで、もうちょっと買い物の仕方を考えなきゃいけないと思っているところです」(堀江さん)
巣ごもり生活においては、食料や飲料の箱買いは、外出を減らすという点で、有効であるのは間違いない。しかし、大量に賞味期限切れにしてしまっては、まったく意味がいない。箱買いも計画的にする必要があるのだ。