「定期がついた終身保険」“満了”済保険は死守すべし
1985年以降は、300万~500万円程度の終身保険を主契約に、2000万~3000万円の定期保険が特約でついている「定期特約付終身保険」という商品が流行した。
「現在65才くらいの人は、定期特約付終身保険が流行したときに加入して、そのままになっているかもしれません。保障額の大きい定期特約の部分は残念ながら保障期間が近づいているかもしれませんが、終身保険部分は、払い込みが満了するので、お金を払わなくても保障が一生涯続くようになっています。この場合、終身保険は解約しない方がいい。
ただし、定期以外の余計な特約もついている可能性もあります。特約は出産の前など心配なときにだけつけるもの。見直したうえで、終身以外の特約の解約を検討した方がいいでしょう」(長尾さん)
いまでも定期特約付終身保険はあるが、利率の低い2021年現在、いまから新たに入るのはおすすめしない。あくまでも、“もし、入っていたらうれしいお宝保険”と心得て。
※女性セブン2021年5月20・27日号