金銭的な負担も大きい。「お墓の消費者全国実態調査(2021年)」によれば、一般墓の平均購入額は約170万円。加えて、寺院墓地ならお寺へのお布施や冥加金、霊園でも管理費が毎年かかる。相続・終活コンサルタントの明石久美さんは「そもそも葬儀自体が縮小化傾向にある」と指摘する。
「葬儀への参列者を減らしたり、通夜をなくして一日葬にするなど、葬儀の簡略化が進んでいます。最近ではコロナの影響もあって、リモートで行うケースも。こうした流れやお墓の跡継ぎ問題もあり、お墓の方も縮小しているのが現状です」(明石さん)
※女性セブン2021年5月20・27日号