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【ドル円週間見通し】ドル上げ渋りか、FOMC議事要旨にも注目

・5月17日-21日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)1-3月期国内総生産速報値 18日(火)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率-4.5%
 1月に発出された2回目の緊急事態宣言の影響を受け、個人消費が落ち込んだことや、一部産業支援策の終了などによって日本経済は再び停滞した。設備投資は増加したとみられる、住宅投資はやや減少。公共投資、政府消費ともに減少したとみられる。輸出がやや低調だったことから、外需寄与度はマイナスになる見込み。

○(欧)1-3月期ユーロ圏域内総生産改定値 18日(火)午後6時発表予定
・予想は、前年比-1.8%
 参考となる速報値は前年比-1.8%、前期比でもマイナス成長となった。ユーロ圏諸国における経済制限措置が導入されていたことから、個人消費や企業設備投資などは弱含みとなっており、速報値が上方修正される可能性は低いとみられる。

○(欧)5月IHSマークイットユーロ圏製造業PMI 21日(金)午後5時発表予定
・予想は、62.5
参考となる4月実績は62.9。新型コロナウイルスのワクチン接種拡大によって製造業の企業景況感は改善しつつある。雇用情勢の急速な改善は期待できないものの、新規受注はまずまず順調とみられており、5月は4月実績に近い数値となる可能性がある。

○(米)5月IHSマークイットサービス業PMI 21日(金)午後10時45分発表予定
・予想は、64.9
 参考となる4月実績は64.7。新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に拡大しており、経済制限措置が緩和されている。対面型のサービス業の企業活動は拡大しており、個人消費は持ち直していることから、5月は4月実績と同水準か、やや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・5月17日(月):(中)4月鉱工業生産、(中)4月小売売上高、(米)5月NY連銀製造業景気指数
・5月18日(火):(欧)3月ユーロ圏貿易収支、(米)4月住宅着工件数
・5月20日(木):(日)4月貿易収支、(豪)4月失業率、(米)4月景気先行指標総合指数
・5月21日(金):(日)4月全国消費者物価指数、(米)5月IHSマークイット製造業PMI

【予想レンジ】
・108円00銭-110円50銭

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