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外食産業苦戦の中でケンタッキー好調 ファンが語る「日常食」としての魅力

“特別な日”のものから“日常食”へと変化している

“特別な日”のものから“日常食”へと変化している

「ケンタッキーフライドチキン」(以下、KFC)を運営する日本KFCホールディングスが5月12日、2021年3月期決算(連結)を発表。売上高は896億5200万円(前期比12.6%増)、最終利益は28億500万円(82.9%増)となった。持ち帰りや配達、ドライブスルー需要の高まりが増収増益につながったという。コロナ禍で外食産業が苦戦する中、絶好調のKFCだが、ファンはどのように活用しているのか。リアルな声を集めた。

 メーカーに勤める30代男性会社員・Aさんは、昨年、CMをきっかけに、約10年ぶりにKFCに訪れてからハマっているという。

「ケンタッキーに行ったのは学生時代以来でしたね。CMを見てから、そういえばケンタッキーに行ってないなって。ふらりと立ち寄りテイクアウトして以来、結構な頻度で通っています」(Aさん)

 Aさんはオリジナルチキンや骨なしなどをいくつか購入。家で妻と食べてから恒例になり、現在は週1日はKFCをテイクアウトしている。コロナ禍で自炊疲れしていた2人にとって、「ちょっとしたリッチ感」が魅力だそうだ。

「もともと唐揚げは好きなんですけど、ケンタッキーはちょっとリッチ感を感じられるんですよね。最近は、夕飯のおかずとしてよりも家飲みのつまみ。部位の食べ比べも楽しい。ビールやハイボールと合うのもいいですね」(Aさん)

 PR業界で働く40代の女性会社員・Bさんも、コロナ禍でKFCを頻繁に利用するようになった一人だ。もともと、親戚の集まりやイベントがあるときにテイクアウトする程度だった。それが日常的に利用するようになっていったという。

「『シェアBOX』『ディップバーレル』とか、大容量でコスパがいいパックを重宝しています。持って帰ると、夫や小学生の子どもも喜んでくれます。先日も『30%OFFパック』をテイクアウトしました。ツイスターも好きなので、そちらも買うことが多いですね。揚げ物料理が面倒なので、代役を担ってもらっている感じです」(Bさん)

 アパレル業界で働く20代の女性会社員・Cさんは、5月7~9日に限定発売された「母の日バーレル」を自分用に購入した。9ピース入りのボリュームの多さに驚いたというが、あるアレンジ料理をするのにちょうど良かったそうだ。

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