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自粛生活で始めた家庭菜園 忘れて放置していたら「ねぎぼうず」出現

長ネギを育てていたことを忘れてしまい…

Bさんが現在ベランダで育てているニンジン、大葉など

Bさんが現在ベランダで育てているニンジン、大葉など

 一旦は家庭菜園の趣味から離れたが、3度目の緊急事態宣言下で再開したというのは、東京都内で1人暮らしをする30代会社員の男性・Bさんだ。

「去年の春の緊急事態宣言でテレワークになったことをきっかけに、ベランダでバジルや大葉、プチトマト、長ネギなどを育て始めました。水をやるのも収穫するのも楽しくて、いい趣味を見つけたと思いました」(Bさん)

 一旦緊急事態宣言が解除されると、Bさんはまた会社に通う生活に戻った。

「朝に家を出て、夜遅い時間に帰ってくる生活になると、結局あまり世話ができないんですよね。家の中に入れておけばいいんだけど、日が当たらないのであまり育たたないし、日中ずっとベランダに出していると、日が当たりすぎてシナシナになってしまう。それで、結局栽培するのをやめてしまったんです。でも、長ネギだけが結構丈夫に育っていたので、そのままにしておきました」(Bさん)

 Bさんはその後、長ネギを育てていたことをすっかり忘れてしまう。そんなある日、ふと思い出してベランダの長ネギを確認すると、なんと花が咲いていた。

「今年の4月くらいでした。いわゆる“ねぎぼうず”というやつが、いつの間にか生えていたんです。高く育った長ネギに、丸くて白い、いがぐりのような花が咲いていて本当に驚きましたよ。それで、家庭菜園熱が再燃しました(笑い)。ただ、近所の100円ショップに行って土と肥料を買おうと思ったんですが、まさかの売り切れ。暖かくなってきたところで、私と同じようにまた家庭菜園を始めようという人が増えているんだと思います」(Bさん)

 野菜の再生栽培は、ヘタや芯などを水に漬けるだけで始められるので、たしかに手軽に思える。しかし、そこから一歩踏み込んで、プランターなどに植え替えて栽培すると、少々手間がかかる趣味となるのも事実。もしも、本格的に始めるのであれば、計画的に進めるようにしたい。

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