【対策】親しい間柄なら直接相談して、実際に部屋で懸案の音を聞いてもらおう
騒音問題に詳しい一級建築士で、日本大学名誉教授の井上勝夫さんが、対応策についてアドバイスする。
「相手との関係が良好なら、まずは話し合ってみてはいかがでしょう。たとえば相手の奥さまを自宅に招き、そのとき、相手のご主人に音を発生させてもらいます。その音を聞いてもらって、深夜や早朝は掃除をやめてもらうなど、改善を促すのも一案です。
同時に、関係が悪化したときのために、発生音の大きさや、発生時間、音の様子などを記録しておくとよいでしょう。これは裁判になったとき証拠になります。ただし、相手に直接、記録を提示すると問題が深刻化する恐れがありますので、取り扱いは慎重に」
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2021年6月3日号