相続税の申告には様々な特例などがある。税理士もいちいち依頼主に説明しないことが多い。
「父が亡くなった時に頼んだ税理士は、“どんな書類が必要か”といったことは教えてくれたが、“(相続財産から差し引ける)故人の借金はこう探すといい”といったアドバイスは全くなかった。結果、後になってカードローンの残債が発覚するなどして大変な手間でした」(60代男性)
相続税の“納め過ぎ”が判明した場合、申告期限から5年以内なら還付請求が可能だが、それを過ぎれば取り戻せない。
※週刊ポスト2021年6月11日号