吉田みく「誰にだって言い分があります」

家電量販店の「有料長期保証」は入るべきか、入る必要ないのか

「長期保証があったほうが良いとは思いますが、保険料の部分で躊躇してしまいます。メーカー保証も付いていますので十分かなと。大切に使えば壊れることはないんじゃないでしょうか」(竹田さん)

 長期保証の必要性を感じていない竹田さんだが、一度大きな失敗をしてしまったそうだ。それは、ノートパソコンの故障だった。

「メーカー保証が終了して2か月ほど経った頃、突然ノートパソコンの電源が入らなくなりました。修理の見積もりを依頼したら、新品が購入できるほどの金額でびっくり。この時ばかりは長期保証に加入すべきだったと後悔しました」(竹田さん)

 もともとノートパソコンの使用頻度が少ないこともあり、修理は保留中とのこと。この件をきっかけに、長期保証に対する考えが変わったという竹田さん。家電購入時に金銭的な余裕のある時は検討したいと話していた。 

「家電おじさん」や「体当たり家電ライター」として知られる家電ライターの藤山哲人氏に聞くと、「多くの家電は延長保証の必要がない」という。どういうことか。

「メーカー保証の1年で初期不良さえ見分けられれば、だいたいの家電は8年はもちます。販売店の長期保証をつけたい家電は、洗濯機や掃除機、マッサージチェアなどメカ機構が多い家電。また海沿いや温泉地にお住まいの場合は、海風やガスで基板が錆びやすいので、パソコン、エアコン、給湯器をはじめ、すべての家電に保証をつけるといいでしょう」(藤山氏)

 家電の長期保証は、使う場所の環境や家電の種類、保険料のバランスを考えながら利用するのが正解のようだ。

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