家計

「気づけば家には10本も…」傘をよく忘れる、失くす人たちの諦めの境地

傘がなくても意外に困らない?

 そんなBさんは、ビニール傘に変更後、気の緩みなのか、高級傘を持っていた時よりも、さらに頻繁に忘れることが増えたというが、「傘は消耗品と割り切ることにしています」と気にしない。

「ビニール傘にしてみたら、もう元の傘には戻れなくなりました。そもそもビニール傘のほうが視界が広くていいし、なんだかんだで傘は骨が曲がったりする。使い棄てとまでは言いませんが、消耗品と割り切っています。ただ、ビニール傘は使っている人が多いので、お店の傘立てに入れていると、帰りに私の新しいビニール傘が持ち去られて、誰かの古いビニール傘が残っている……なんていうこともしょっちゅうです。最初は嫌でしたが、今はもう『そんなものかな』って気にしません(笑)」(Bさん)

 少数派かもしれないが、「傘を持たない」という選択をした人もいるようだ。フリーランスの30代男性・Cさんは、前出のAさんのようにコンビニでのビニール傘の購入と紛失を繰り返していた。そのループから抜け出したい気持ちから、ついには傘を持たないようになったという。

「真夏以外は、マウンテンパーカーを着ていることが多いので、どしゃぶり以外はフードで対応します。家から最寄り駅までは徒歩8分程度、コンビニもスーパーも近いので、傘がなくても意外に困りません。できれば、自転車みたいに傘をレンタルできるサービスが近くにあれば最高なんですけどね。買うよりも借りるのが当たり前、という時代が早く来てほしいです」(Cさん)

 たとえビニール傘でも積み重なれば痛い出費。他の節約をしていても、傘ばかり購入していてはせっかくの努力が水の泡。雨の多い季節こそ傘の扱いに気を付けたい。

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