衛生面で気になる人もいるという。都内在住で、電動アシスト自転車を使ったことがあるCさんは、こう明かす。
「グリップの部分がすごく汚れていることがあって、自分の前に借りていた人が、どういう状況で乗っていたのかがわからないという点は不安もあります。いまはコロナの問題もあるし、私はまずグリップとサドルをアルコール消毒してから乗るようにしています」(Cさん)
利用者が増えた結果、街なかでの走行マナーの問題も目立ち始めているようだ。
「電動自転車にあまり慣れていない人は、やや暴走気味になってしまうこともある気がします。また、子供を乗せた状態で暴走する人も見たことがあります。電動だから加減がわからないのかもしれませんが、本当に危ない。私も気をつけたいと常々思っています」(Cさん)
いずれの声も、シェアサイクルを利用したことがある人からすれば、「わかる」と思うあるある体験ではないだろうか。便利なサービスであるのは間違いないが、そのメリットをしっかり享受するにはそれなりのコツも必要な電動アシスト自転車のシェアリングサービス。安全かつ快適な利用を心がけることが大切だろう。