カード払いは、いわば未来の自分への借金。普段は倹約家だとしても、財布にカードが入っているだけで、ふとしたときのムダづかいを許してしまう。
現金管理に切り替えれば、手持ち以上のお金を使うことはない。また、財布を開けばひと目で収支がわかる。
ファイナンシャルプランナーでお金の教育専門家の竹谷希美子さんは、お金の管理が簡単で、精確にできるようになれることが、現金管理のメリットだと話す。
「現金なら、自分の手で、1円単位まで仕分けをして把握し、予算を決め、管理することができます。また、現金での支払いなら、予算内で買い物をすればおつりや余りが出る。それを“端数貯金”に回せるのも、現金管理のメリットです」
現金管理に切り替えれば、自動的にムダづかいを防ぎ、貯まりやすい家計に生まれ変わらせることができるのだ。そのためには、まずクレジットカードを封印し、その月の収入が入ったら、すぐにまとめて引き出して、あなたの手元に置くことだ。
※女性セブン2021年7月22日号