キャリア

妻に「安月給」と言われる夫の胸中 奮発どころか傷ついてプチ家出も…

夫に「安月給」は禁句?(イメージ)

夫に「安月給」は禁句?(イメージ)

 日本人の給与が伸び悩んでいる。国税庁の民間給与実態統計調査によれば、2019年の平均年収は436万円(男性540万円、女性296万円)で、2018年に比べ4万3000円の減少となっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始める2020年分はさらなる低下が予想されるが、そうした中、妻から「給与が安い」と言われてしまった夫たちがいる。妻から突きつけられる非常な一言に夫は何を思うのか――。

 印刷会社に勤める30代男性・Aさんは、月給25万円ほど(手取り、以下同)で、年収は約400万円。「毎月の給料日が苦痛で仕方がない」という。妻から「今月も支払いで給料が全部飛ぶね。安月給どうにかならないの?」といった、愚痴というよりは“説教”が始まるからだ。

「別に仕事をサボっているわけではないのに文句を言われたら、そりゃあ虚しさを感じますよ……。私だっていろいろ言いたいことがあるのをぐっとこらえ、『安くてごめんね』と言うと、妻は『謝るぐらいなら行動してよ』と怒ります。このやりとりが繰り返されるため、あまり家にいたくない。在宅勤務の時は地獄でした……」(Aさん)

 Aさんも、今のままでいいと思っているわけではなく、転職も考えている。コロナ禍で会社の業績が悪化する中、自身の年齢も考慮すると、そろそろ正念場だと感じているという。だが、一歩を踏み出せないのには理由がある。最近、妻からこんな言葉を浴びたからだ。

「実は私の友人が妻の元カレで、大手企業の社員。妻は『こんな未来になるなら○○(元カレ)と結婚すれば良かったと』とボソッと言ったんです。僕がそういう言葉に『負けられない!』と奮起できるタイプならいいんですが、残念なら真逆。やる気が失せ、5日間ほどプチ家出をしたうえ、家でも必要最低限の応答しかしなくなりました。妻は『私も仕事を増やすから……』と謝ってくれましたが、元カレのところに行きたければ勝手に行け、という感じです。どうしたらいいでしょうか」(Aさん)

定職があるだけ感謝しないといけないのに…

 メーカーに勤める40代男性・Bさんは、6年前の転職を機に給料がダウン。月約30万円あった給料は、約22万円にまで低下した。そこに新型コロナウイルスの影響によるボーナス20%カットが追い打ちをかけた。妻もパートで月7万円ほどの収入があるが、3歳になる子どもの将来を考えて、副業も視野に入れている。そんな時、妻からこんな言葉を浴びせられた。

「40歳でこの額、情けないと思わないの? それに家事も子育ても全部私。精神的にも体力的にもつらい。専業主婦の○○ママ(妻ママ友)がうらやましい」

 Bさんは、「俺だってつらいんだから文句言うなよ」と怒ってしまったそうだ。

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