家計

一度は「Amazon離れ」した人たちが実感したAmazonのメリットの数々

Amazonが「ネット通販の王者」と言われるのはワケがある?(Getty Images)

Amazonが「ネット通販の王者」と言われるのはワケがある?(Getty Images)

 コロナ禍でECサイトの利用が増える中、購入サイトの選択肢を広げた人もいるのではないだろうか。それまではAmazonしか使ったことがなかった人が、他のサイトにも挑戦するといったケースだ。だが、Amazonから一度は離れてみたものの、結局Amazonに出戻りしてしまったという人もいるようだ。いったいどんな心境の変化があったのだろうか。ユーザーの声を集めた。

 個人事業主の40代男性・AさんもAmazon出戻り組の一人だ。

「Amazon以外に楽天やヨドバシドットコム、価格ドットコムの最安値のショップなど、とにかく裾野を広げてしまったんです。外出機会が減った分、ネット検索をよくするようになり、ついつい『あ、これはAmazonより安い』『Amazonにはなかった品がある』などと普段は使わないサイトやショップも使いました」(Aさん)

 Aさんはネット通販を使って、食料品をはじめ家電、文房具など幅広い商品を購入。中にはAmazonより低価格なものもあり満足していたが、個人事業主という職業柄、ある問題に直面した。

「領収書の回収問題です。複数サイトのショップで購入したために、あちこちに分散してしまい、取りまとめがすごく面倒なことになってしまいました。注文時に領収書の有無を選択するショップでは、もらうのをすっかり忘れていて、経費の精算ができなくなったものもいくつかあります。Amazonなら注文履歴を見れば一発で発行できる。僕はズボラなので、一元管理した方が楽でストレスがないことに気が付きました」(Aさん)

 IT企業に勤める30代女性・Bさんは、過去何度か経験したAmazonの“雑”な配送を苦々しく思っていた。そこで試しに一度Amazonの利用をやめ、スーパーポイントアッププログラムが魅力的な楽天、配達が早いヨドバシドットコム、PayPayやTポイントと紐づくYahoo!ショッピングを利用してみた。

「スマホを楽天モバイルにしたので、利用するサービスを楽天に統一して、5と0が付く日のキャンペーンにも参加してみました。

 ポイントは魅力的ですが、ショップのサイトが見にくいものが多い印象で、慣れませんでした。送料を考慮しなければならないのも地味にストレスがかかりました。Yahoo!ショッピングのサイトも私には若干若干見にくい。ヨドバシドットコムは商品到着時間の目安をメールで送ってくれて、すごい!と思いましたが、商品数に不満がありました」(Bさん)

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