【3】再雇用
法律では、70才まで就業機会を確保するよう企業に求めているが、企業の経営体力的な問題から、現実には再雇用は65才までになると考えられる。収入も現役時代より減少し、1年ごとの更新がほとんどのため、安易に再雇用を選ぶのは考えもの。
【4】趣味の延長の開業
そば店や喫茶店など、趣味の延長で飲食店を開業する高齢者は意外と多い。最初こそ知り合いが来店してくれるが、多くの場合はすぐに来なくなる。趣味として楽しむ程度にする方がベター。
【5】雇われ社長
肩書は社長でありながら、全権を持っているわけではないという微妙な立ち位置。自分は会社の株を持っていないのに、責任だけは取らされるという損な役回りの場合も。
その他、できる限り「介護離職」をしないことも大切。家族の介護が必要になったといって仕事を辞めてしまうと、年金以外の定期的な収入がなくなり、不安定な生活に。再就職も厳しく、できたとしても給料は離職以前の仕事の水準まで戻りにくい。
※女性セブン2021年8月12日号