テレワークが普及し、自宅で仕事をする機会が増えたことで、「腰が痛い」「肩こりになった」など、カラダへの負担を感じる人もいるかもしれない。オフィスと違って、元々、机や椅子などが仕事仕様になっていないため、仕事が長引くと今まで以上にどっと疲れを感じることも……。在宅勤務でも少しでも快適に仕事を続けるためには、どのような対策が考えられるだろうか。テレワークを続ける人たちに、「買ってよかった」と満足している健康アイテムについて聞いた。
着座姿勢をサポートする「ランバーサポート」
自宅でのパソコン作業が続き、腰痛の悪化に悩まされていたという女性・Aさん(30代)。今年から取り入れたのは、ランバーサポートだ。
「コロナ禍以前から腰痛に悩まされていましたが、テレワークが続いてますます悪化しています。友人に相談したら、ゲーミングチェアが良いと勧められましたが、いきなり高額でサイズの大きな椅子を買うのは気が進まず……。インテリアとも相性が悪いので、どうしたものかと悩んでいました。
通っているマッサージの先生に相談すると、『それならランバーサポートはどう?』と教えてもらったのです。ランバーサポートとは、椅子に座った時に猫背にならないよう、着座姿勢をサポートするための背もたれのクッションのこと。腰の部分に固定して使うので、家で使っている椅子に装着するだけでOK。インナーマッスルを鍛えていない自分でも、腰が支えられるので長時間の着座でも疲れにくくなった気がします」(Aさん)
坐骨神経痛の腰痛緩和に「骨盤ベルト」
一方、自宅でのテレワークにくわえ、外出先でノートパソコンを使用する機会も多いという女性・Bさん(30代)は、こう語る。
「昨年末頃から腰回りの不調と、首肩凝りに悩まされていましたが、コロナ禍で自粛生活を続けていたこともあり、整体やマッサージに行く時間を取れずにいました。今年、ようやく整体に行けたのですが、先生から『これは坐骨神経痛だね、そのうちギックリ腰になるよ』と言われて……。『足を組み続けているから、骨盤が歪んでいる。だから首と肩こりも治らない』と説明されました。
整体の先生から、腹圧が低い人には骨盤ベルトが良いと勧められて、ネットで安価なものを購入してみたのです。実際にバンドを巻いて生活するようになったら、だいぶ腰痛も緩和されてきました。軽くて持ち歩きにも便利なので、外出先でも使用しています」(Bさん)