換金を忘れられている当せん金が多いため、毎年9月2日を「宝くじの日」として、時効防止が呼びかけられている。また、過去1年間のハズレくじを対象に、賞品が当たる「お楽しみ抽せん」も実施されている(数字選択式宝くじなど、一部対象外のものもある)。いわば、宝くじのハズレ券の「敗者復活戦」と言えるだろう。
今年も9月2日に「お楽しみ抽せん」の当せん番号が決定。2020年9月1日から2021年8月31日までの1年間に抽せんが行われた宝くじの“ハズレくじ”の下4桁「8560」が、見事“復活”当せんとなった。
「お楽しみ抽せん」の当せん者は、フタ付スツールバケツ(オムニウッティS)、ブランド米2種食べ比べセット(1kg×各1袋)、コンパクト防災8点セット、電子レンジ専用炊飯器 ちびくろちゃん 2合炊き、今治オリーブスクラブ タオルセットの5品目の中から1品目を選択して受け取ることができる。
最近は宝くじを入手する方法が多岐にわたっているため、今回は当せん者のそれぞれのパターンによる賞品の受け取りかたを紹介しよう。
◎くじ券を持っている場合
お楽しみ抽せんに当せんした宝くじ券だけを10月31日(当日消印有効)までに、指定された方法で郵送する。すると、3週間程度で上記の賞品カタログが送られてくるので、必要事項を記入して返送する。郵送先などの案内は、宝くじ公式サイトや、売り場のチラシなどでも確認できる。
◎宝くじ付き定期預金の場合
くじ券ではなく「くじの番号が記載されたはがき」が送られてきた場合、賞品カタログは定期預金口座名義人の住所へ送られてくる。そこに必要事項を記入して返送する。
◎宝くじ公式サイトで購入した場合
ジャンボ宝くじなどを宝くじ公式サイトで購入した場合は、会員登録をしている住所に賞品カタログが郵送される。宝くじ購入代金の引き落とし口座や、クレジットカードに登録している住所ではないので、注意してほしい。なお、公式サイトで共同購入をした宝くじは、お楽しみ抽せんの対象外となっている。
宝くじは、毎年かなりの金額が引き換えられておらず、令和元年度はその金額が144億円にも上っている。支払開始日から1年が過ぎれば時効になってしまうため、この機会にもう一度、当せん確認をしてみてほしい。