家計

家計の節約に「ノーマネーデー」実践の効果 浪費のくせが丸わかり

週に一度の「ノーマネーデー」を作るだけで浪費改善に

週に一度の「ノーマネーデー」を作るだけで浪費改善に

 お金を貯めたければ、必要最低限の出費以外は、お金を使ってはいけないのは当然のこと。でも、毎日買い物に行くたびに1円でも安いものを選んでいるはずなのに、なぜかお金が貯まらない……。それもそのはず。そもそも「毎日買い物に行く」こと自体が、あなたを浪費体質にしている一因かもしれない。

 そうした中で、最近話題の節約術のひとつが「ノーマネーデー、略してNMD」だ。その名の通り、「1円もお金を使わない日」のことだ。その日は現金はもちろん、クレジットカードや電子マネー、ポイントなどによる支払いを一切しないのがルール。

 それも“たまたま使わなかった”ではなく、意識して続けることで、浪費の改善と貯蓄に効果てきめんだという。(「ノーマネーデー超実践術」全3回の1回目)

コーヒーのために毎日300円も使っていた

 夫婦で貯金0円から5年間で1000万円の貯蓄に成功した『貯金0円からのゆきこの貯まる生活』の著者で、3人の子供を育てるワーキングママのゆきこさんも、結婚当初は夫婦そろって浪費家だったという。

「もともとの食費は、夫婦2人で月7万~8万円もしていました。週末のたびにショッピングモールで外食していただけでなく、ムダ遣いばかりしていました。私は毎日スーパーに立ち寄ってあれこれ食材やお菓子を買い込み、夫は仕事帰りにコンビニに寄って、お酒やつまみを買ってくるのが習慣でした。

 6年前、妊娠を機に“これではまずい!”と家計を見直し、NMDを実践してみたら、1年ほどで食費や日用品費が半分に減りました。いまでは5人家族で、食費は月2万~3万円です」

 家計再生コンサルタントの横山光昭さんは、毎日買い物をする習慣がある人には完璧主義者が多いと話す。

「食材が1つでも足りないとすぐスーパーに行くなど、買い物の頻度が高いと、“足りなくなったら困るから”と、本当はなくてもいいものまでついで買いしやすい。そこで、買い物の回数を減らすために、あらかじめお金を1円も使ってはいけない日をつくるのです。多くの場合、週に1日からでいい」

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