『富士そば』の前身『そば清』の創業は1966年。現在の運営会社『ダイタンフード』としての1号店は1972年開業の渋谷店。椅子はなく、5人も入れば満員という15平方メートルの狭小店で、創業当時の値段は、かけそば40円(現在310円)、天玉そば60円(現在500円)だった。
「24時間営業の立ち食いそば屋チェーンとしては、うちが元祖です。そば粉が4割のそばを使うのは、麺がのびにくい立ち食いそば屋としての黄金比だから。ただ、立ち食いそば屋と称しながら、いまは椅子のない店舗は1店舗のみ。女性客が増え、テーブル席も増やしています」(ダイタンフード広報・工藤寛顕さん)
日本には、バラエティ豊かなファストフード店が数多く展開しているのだ。
※女性セブン2021年9月23日号