ファッション業界で次々と便利なサービスが登場している。コロナ禍ではショッピングにも制約が生まれているが、定額制でレンタルできたり、AIが身体測定やコーディネートを提案してくれたり、進化したサービスによって、ファッションの楽しみ方も変化していのだ。ここでは4つのファッションサービスを紹介する。
自宅で試着、送料無料のネット通販
ネット通販の利用時に最も気になるのが、サイズが合うかどうか。ネット通販の最大手「Amazon.co.jp」が提供する「プライム・ワードローブ」では、洋服、シューズ、バッグなどのファッションアイテムを取り寄せ、自宅で試着後に気に入った商品のみ代金を支払い購入、その他は全品返送することができる。
1回の注文で、サイズ違いや色違いなど最大6点までの商品を取り寄せられ、配送が完了した翌日から最長で7日間試着が可能。送料・返送料は無料だ。「プライム・ワードローブ」を利用するには、有料会員サービス「Amazonプライム」への入会が条件となっている。会費は、年間プラン4900円、または月間プラン500円。初回は30日間の無料体験がある。
最新技術を導入した百貨店サービス
西武池袋本店では、5階紳士服売り場で多彩なサービスを無料で提供。「フィッティングアドバイザー」が常駐しており、体型や希望に合わせた洋服選びをアドバイス。同階のオーダーメイドスーツサロン「ビスポークサロン」では、洋服づくりに精通した専任スタッフによるバリエーション豊かなデザインの提案、スーツづくりのサポートを行なっている。
コロナ禍に対応した新しいサービスとして、紳士服ワイシャツ売り場にAIで身体サイズを推定する「Bodygram(ボディグラム)」を2020年11月、百貨店として初導入した。着衣のまま写真を撮るだけで高精度な採寸を受けることができ、接触機会を減らしながらも、サイズに合ったワイシャツ選びができる。