新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店の営業時間短縮が続くなか、コンビニやスーパーの弁当、デリバリーへの需要が高まっている。そうした中でコンビニ弁当の最新トレンドはどうなっているのか。コンビニ事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「これまでコンビニ弁当というと、自炊をしない独身者が購入するシーンが多かった印象もありますが、自宅時間が増えたコロナ以降は、より幅広い層が購入するようになっているようです。また、バリエーションを楽しみたいという消費者も多く、サラダや惣菜をいっしょに買いやすい小サイズの弁当も増えています」
セブン-イレブンは今年5月、ごはん一膳ほどの分量のミニサイズ弁当『一膳ごはん』シリーズの販売を開始している。
「『一膳ごはん』シリーズは、150g程度のごはんと少量のおかずを合わせて、小さな容器にいれたお弁当。価格は270~345円とお手頃で、地方限定の商品なども含めて、10種類以上が販売されています」(小浦氏)
そこで、9月20日現在、都内のセブン-イレブンで販売されている『一膳ごはんシリーズ』から、『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』、『一膳ごはん 炙り焼きさばとだしめし』、『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』の3種類について、マネーポストWEBのコンビニグルメ担当記者Aが実食した。
万人受けしそうな『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』
まずは『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』。価格は270円、カロリーは350kcal。重量を測ったところ、185gだった(容器を除く)。だし風味のごはんに、鶏と玉子のそぼろがのったミニ弁当だ。
「とてもシンプルな鶏と玉子のそぼろごはんです。鶏も玉子も適度な甘さがあって、とても慣れ親しんだ味です。だしで味付けされたごはんとよく合っていて、万人受けしそうな味です」(記者A・以下同)
容量はどうだろうか。
「ちょうどごはん一膳分くらいの量なので、ちょっと小腹が空いた時や、そんなにガッツリ食べたくないときなどに重宝すると思います。あとは他に惣菜などを買って組み合わせて食べるのもいいと思います。感覚としてはラーメン店のライスや、ミニチャーシュー丼くらいの感じ。この『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』にお惣菜を2品くらい合わせると、一食分になる感じでしょうか。ごはんをおかわりする人であれば、通常のお弁当1つとこの『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』を合わせるというのもアリなのかもしれません」