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コンビニバイトで業務量の多さに悲鳴!今だから言える「割に合わない仕事」の数々

「割に合わない仕事」で疲弊した人たちも(イメージ)

「割に合わない仕事」で疲弊した人たちも(イメージ)

 給料に比して業務量が多い、顧客対応がつらい……。そんな「割に合わない仕事」を我慢しながら続けているうちに、心が折れてしまった経験のある人もいるかもしれない。やめた今だから言える経験談を当事者に聞いてみた。

コンビニ店員は広範なレジ業務から迷惑客の対応まで

「正社員で美容関係の接客業務、商社の営業事務、アルバイトや派遣社員ではテレフォンアポインターや家事代行サービスなど、いろいろとやりましたが、私の中で割に合わなかった仕事はコンビニバイトでした」

 そう話してくれたのは40代の主婦・Aさん。コンビニは業務量の多さの割に給与が安かったが、それでも約5年続けたそうだ。きっかけは、家の近所のコンビニの張り紙でバイトの募集を知り、「近いから」という安易な理由で応募したが、業務量の多さに後悔した。

「レジ業務をはじめ、レジ精算、代行収納、配達受付、ごみ回収、トイレ掃除、店内清掃、駐車場掃き、揚げ物や肉まん、おでん、商品の補充などなど。雑誌の返品作業で腰を壊しかけたこともあります。ここまで業務内容が幅広いのに当時で時給900円くらいでした。正直、割に合わないなと思っていました」(Aさん)

 業務量の多さに加えて、顧客対応も厄介だったという。なかには「仕事とはいえ、ここまでやらなきゃいけないの?」と思うこともあったという。

「コピー機の操作を教えてくれというが高齢者は多かったですね。他には目覚まし時計に電池を入れてほしいというお年寄り。中年男性から『かごを持ってこい』と怒鳴られたうえに、お付きの人みたいにかごを持ち歩かされたことも。夕方から夜のシフトに入った時には、飲み会帰りの学生から買い物もしていないのに袋をくれと言われ、仕方なく渡した途端に袋の外に嘔吐され、吐瀉物の回収をしたこともありました……。まあ大変でしたね」(Aさん)

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 コンビニ以外にも割に合わない仕事を実感した人は少なくない。メーカーで働く30代の男性・Bさんは、20代当時にクリエイティブな仕事に憧れており、新卒で入社した会社を1年で退社。その後、編集者のアシスタントとしてライティング業務やリサーチを担当した。だが、あることがバレると状況は一変した。

「帰国子女だと知られると、英語対応もあるカスタマーサポートと兼任させられました。帰国子女といっても小学校時代に日本に帰ってきたので、そこまでちゃんとした英語を話せるわけではなく、大きな負担でした。後任者が決まるまでの約束だったのに1年経っても改善されず、“こういうことがしたかったわけではない”と思ってやめました」(Bさん)

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