金を出さないマウント夫
自分がいちばん優秀だと思っており、妻子の話にはまず否定から入るなど、家族に対してマウントを取ってくる夫がいる。そんな夫の会話は主に自慢話、態度は高圧的か、逆に無関心。口癖は「誰の金だと思ってんの？」──。そんなマウント夫の攻略法は？
「鏡よ鏡、この世で最も優秀なのはだ～れ？ お・れ」と自問自答しているモンスター。相手が思い通りにならないと、得意技「金を出さない」や「責任放棄」を繰り出す。
「私の夫の口癖は“おれの言う通りにしていれば間違いはない”。結婚前は、頼りがいがあると思ったんですが、あまりの横暴ぶりにうんざり。昨年も大学受験を控えた長男が、夫の希望校以外の進路を相談しようとしたら、聞く耳を持たず“だったら自分の金で行け”と……。本当に1円も出してくれないので、長男は家を出て、奨学金とアルバイト代で大学に通っています」（53才・主婦）
このタイプは、過保護に育てられた比較的高学歴の男性に多いと川崎さんは言う。
「自分を否定され、プライドが傷つくことを怖がる、気の弱い人たちです。妻子など、自分より弱い存在を侍らせて高圧的にふるまい、自分を保とうとします」（川崎さん）
自分の理想と現実が乖離するほど、家族への当たりがきつくなるため、会社の出世バトルに敗北すると、家庭内での横暴化も激しくなるとか。さてどうする？
【攻略法】下手に出ない！ 自信を持って立場を同じにする
「夫が高圧的に接してきても下手に出ず、反撃の呪文”どうしてそう思うの？”を唱えて。”どうせ何を言っても話が通じない”とあきらめず、冷静に理由を聞くことが大切です。同じ立場で対話を続けることで、夫に相手を尊重する気が芽生え、徐々に関係が改善することもあります」（川崎さん）
