そんなBさんが注目したのは、iPad mini 6だった。求めていた“理想のiPhone像”に近く、欲しかった要素「全部入り」と言ってもいいほどの仕上がりだったと力説する。
「iPhone 13に求めていたものが、iPad mini 6に搭載されていたので、衝動的に購入してしまいました。最新のチップ性能はもちろん、USB Type‐C対応、電源ボタンへのTouch ID(指紋認証)搭載、Apple Pencil(第2世代)対応と良いことづくめ。私はiPad Pro 2018(11インチ)を持っているのですが、ちょっと大きいんですよね。動画鑑賞にはいいのですが、漫画や小説を読むには大きいし、やや重たい。その点、iPad mini 6はちょうどよさそうなんです。フルスクリーン化もされたので、サイズが小さくなったのに画面サイズが大きくなくなって見やすいし、軽量化もされたので外で持ち歩きやすい。家でもごろごろしながら気軽に読むこともできます」(Bさん)
過去、歴代のiPad miniで2機種を所有してきたが、いずれもすぐに使わなくなったというアパレル勤務の30代女性・Cさんは、「iPad mini 6は長く使えるかもしれない」と期待を寄せる。
「これまでのiPad miniは、なんだか中途半端だったんです。結局外ではスマホ、家ではPCか iPad Pro(11インチ)という感じになっていたので、2台持ったことはあるものの、どちらも売ってしまいました。今ほしい理由ははっきりしていて、キッチン用です。
スペースの狭いキッチンで、小型かつ軽量で、レシピ動画を見られる端末として、iPad mini 6がぴったり。最新のApple Pencilに対応していて、すぐにメモを取れるのもメリットが大きいです。今回は用途も明確なので、売却することにならないとよいのですが……」(Cさん)
iPhone 13に“求めていた機能”がなかったと落胆する人たちもいるが、そうした人たちを惹きつける魅力が「iPad mini 6」にはあるのかもしれない。