2017年9月発売の「iPhone 8」が今なお高い人気を誇っている。Appleストアでは2020年4月に販売終了しているが、中古市場での存在感は極めて高い。ウェイブダッシュが運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」内の2020年中古スマホランキングにおいて、iPhone 8は取引数で年間ランキング1位。最新の2021年5月でもトップとなっている。
ユーザーから絶大な支持を受けるiPhone 8。発売から約4年が経とうとする今、使い続けている人や新たに選択する人たちに、その魅力を聞いてみた。
メーカーに勤務する30代の男性・Aさんは、2017年の発売日当日に購入し、今も使い続けている。不満に思うことはないそうだ。
「全てちょうどいいんです。サイズや性能、ホームボタン、Apple Pay、指紋認証、カメラ、ワイヤレス充電など、必要最低限なものが全部そろっている。スマートフォンにそれほどハイスペックを求めない僕には最適。買い替える必要性を感じません」
Aさんの主な使用用途はメールやLINE、通話、Apple Pay。写真撮影やスマホゲームはほとんどしない。ゆえに「iPhone8で十分」という結論のようだ。とはいえ、4年も使えばバッテリーの消耗もあるだろうし、動作の不具合も懸念される。
「バッテリーは昨年交換し、その後問題ありません。動作は3Dグラフィックのスマホゲームをしない限り重くなることはほぼないです。ちょっと怖いことがあるとしたら、アプリやスマホゲームの推奨端末の“最低ライン”がiPhone 8になりつつあることですね」(Aさん)