ワクチンパスポートの有効期限も課題だ。
「フランスのワクチンパスポートの期限は11月15日まで。ただ、現在はその有効期限を来年7月末まで延長するかどうかの議論がされているところです」(羽生さん)
ワクチンは接種から時間が経つと効き目が薄れるため、すでにイスラエルやリトアニアでは、ワクチンパスポートの取得にブースターショット(3回目接種)が必須になっている。生活のためワクチンパスポートが不可欠の羽生さんは、こんな「対策」を心がける。
「街に出てスマホのバッテリーが切れたらパスポートを提示できず、さまざまな不便を被ります。実際に電源が切れたりパスポートを忘れたりしてレストランなどに入れない場合は、家に取りに帰るか、近くの薬局で検査を受けないといけません。実際に私は、外出時はスマホの電源を常に気にして、50%を切ったら極力使わないよう節電するようになりました」(羽生さん)
持てる者と持たざる者の格差は広がる一方なのか。
※女性セブン2021年11月4日号