Aさんによれば、昨年はさすがに「例年よりは」人出が少なかったという。今年はどうなると予想しているのか。
「去年は仮装する人はあまりいなかったのですが、センター街はそこそこ人がいたように思います。例年同様、警備の人たちも出ていました。ただ、騒々しいとか、明らかに泥酔して寝転がっているという人は、いつもに比べて少なかった印象です。『今年どうなるんだろうね』と言いながら見物に来た人が多かったのかもしれません。
今年も、いつもなら仮装グッズを店頭で前面に出すドン・キホーテもおとなしい感じだし、そんなに盛り上がらないのでは、という気はしています。ただ、今年は31日が日曜日なので、それがどう影響するのか……」(Aさん)
強引なナンパ、翌朝はゴミだらけ
アパレル関連企業に勤める、渋谷から一駅のところに住む20代女性・Bさんは大学生当時、一度だけハロウィンに仮装して渋谷に行ったことがあるという。
「大学の友達に誘われて行ったことがあります。友達とおそろいの仮装をして、その姿をSNSに投稿したりしていました。でも正直、街や人の雰囲気は怖かったですね。人混みに乗じた痴漢まがいの行為や、ナンパも強引で抱き着いてきたり、勝手に写真を撮ってきたりして、まるでハロウィンの日はなんでも許される、みたいな空気が蔓延していました。それ以降、怖くて私は行っていません」(Bさん)