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コロナ禍でも「渋谷ハロウィン」 大騒ぎにうんざりする現地からの声

立ち止まらずに進むよう呼びかける警官(2019年)

立ち止まらずに進むよう呼びかける警官(2019年)

 社会人になってからは、渋谷のハロウィンをより客観的な目で見られるようになったという。

「私は自宅から渋谷駅まで歩いて山手線に乗り、仕事に向かうのですが、いつだったか、ハロウィンの翌朝、いつものように渋谷駅に向かっていると、途中がゴミだらけ。仮装グッズとかが割と落ちてるんですよね。そういったものを見て悲しくなりました。ハロウィンだからとか、酔ってるからとか、何しても許されるわけじゃない」(Bさん)

 現地の店は、ハロウィンについてどう思っているのだろうか。渋谷にあるカフェ店員の30代男性・Cさんはこう話す。

2019年、当日の臨時休業を知らせる店

2019年、当日の臨時休業を知らせる店

「うちはハロウィンでも通常営業なのですが、ここ数年は、仮装した方はお断りするお店とか、その日は早く閉めるお店もありますね。ある店のスタッフは、お断りする理由について、『仮装した人は気が大きくなって、声も大きくなったり騒いだりしがち』だからだと話していました。今年はお店が21時までなので、帰るときに駅が混んでないといいな、とは思います。できれば、コロナを機に下火になってほしい“文化”です」(Cさん)

 毎年繰り返される渋谷でのハロウィン騒動。このまま沈静化していくのか、それとも──。

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