ちなみにBさんが使用しているロボット掃除機の最新機種では、ペットの排泄物の対策に乗り出しているようだ。
「最新機種はAIでうんちを回避できるようになったみたいです。やっぱり、経験している人が多いから対策に乗り出したのかな、と思ってしまいました。私も悲劇を未然に防ぐためにも、買い替えを検討しています」(Bさん)
誰もいないはずのトイレのノック音の正体
在宅勤務中にトラブルに見舞われた人もいる。IT企業に勤める30代男性・Cさんは、コロナ前は外出中にロボット掃除機を起動させてきたが、主に家で仕事をするようになった今、やむを得ず在宅中にも使用している。
「在宅勤務中は動かすタイミングが難しいですね。オンライン会議中に壁やドアにぶつかる音がしたり、自分の部屋に入ってきてヒヤヒヤしたことがあったので、基本的に夜間に運転させるようにしました」(Cさん)
そんなCさんがこれまでに体験したロボット掃除の失敗の中でも、「一番怖かった」というのが「トイレのドアノック事件」だ。
「トイレのドアをノックされたので、『ちょっと待って、すぐに出るから』と答えました。でも、冷静に考えると家には、私以外誰もいない時間帯。めちゃくちゃ怖くなって、恐る恐るトイレから出ると、そこにはロボット掃除機が……。起動したことを忘れていました。心霊現象かとビビりました」(Cさん)
普段は仕事をしっかりこなすが、おちゃめな一面も時折見せるロボット掃除機。時に失敗があっても、つい許してしまう人も少なくないようだ。