そうした投資法人も一般的な株と同じように取引できる。マーケットバンク代表の岡山憲史氏は「配当と株主優待の両方を備えた銘柄は狙い目」と考える。
「配当や株主優待によって魅力のある銘柄は投資家の買いが続くと思われるので、株価上昇期待も高まります。そうなるとキャピタルゲイン(値上がり益)も見込める。政府は大規模な経済対策を打つ方針であり、その恩恵を受けるレジャー関連やサービス業などを見ていくと、藤田観光や京浜急行電鉄はレジャー施設などの優待サービスが手厚く、業績回復とともに配当が戻ってくれば、両方の利回りを合わせて年40%台も狙える」
しっかり目を凝らして選びたい。
※週刊ポスト2021年11月12日号