いま初心者にも買いやすい商品は何か。
「インデックス型は、『野村スリーゼロ先進国株式投信』が2030年末まで信託報酬がゼロ。アップルやグーグルなどの世界的企業に手数料ゼロで投資できるのは大きな魅力です。アクティブ型なら『キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)』。直近5年間で毎月1万円を積み立てていた場合、計60万円の投資が約100万円に増えています」(山中氏)
山中氏と福田氏が選んだ商品は表にまとめたので、参考にしてほしい。
ほったらかし投資で最も大切なのは、初心を貫くことだ。
「特にシニア世代の場合、『ちまちま積み立てるのはじれったい』『70歳を過ぎてしまうじゃないか』と途中で積み立てをやめる方が多いですが、ほったらかし投資は中断しないことが肝要です。株価が下がったからと途中でやめてしまうとその後のリターンを得られず損するケースが多くなります。“少なくとも10年は寝かせよう”との心構えで臨むことが大切です」(福田氏)
果報は寝て待て。できるだけ早く申し込んで、ほったらかしの「果実」が熟すのを待とう。
※週刊ポスト2021年11月12日号