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【ドル円週間見通し】ドルは底堅い値動きか、米CPIに注意

・11月8日-12日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)9月経常収支 9日(火)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆1059億円
 参考となる8月実績は+1兆6656億円。原油価格の大幅な上昇によって輸入額は増加しており、前年同月比で黒字幅は減少。9月については、輸入額は増加するものの、第1次所得収支の黒字額は高水準を維持する見込みであり、経常黒字額は1兆円程度となる見込み。

○(中)10月消費者物価指数 10日(水)午前10時30分発表予定
・予想は、前年比+1.3%
 参考となる9月実績は前年比+0.7%。生産者物価指数は9月時点で前年比+10.7%と大幅に上昇しており、10月はさらに上昇するとみられている。価格転嫁の動きが広がりつつあることから、10月の消費者物価指数の上昇率は1%を超える見込み。

○(米)10月CPI 10日(水)午後10時30分発表予定
・予想は、前年比+4.3%
 参考となる9月実績は前年比+4.0%。供給面での制約は解消されていないため、国際商品価格は大幅に上昇しており、この影響は多方面に及んでいる。コア指数も上昇傾向にあり、10月の上昇率は9月実績を上回る見込み。

○(米)11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 12日(金)日本時間13日午前0時発表予定
・予想は、72.0
 参考となる10月CB消費者信頼感指数は113.8に改善している。雇用環境はやや改善しているようだが、インフレ進行に対する消費者の懸念は消えていないため、消費者信頼感の大幅な改善は期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(火):(独)11月ZEW景気期待指数、(米)10月生産者物価指数
・10日(水):(中)10月生産者物価指数
・11日(木):(日)10月国内企業物価指数、(豪)10月失業率、(英)7-9月期国内総生産、(英)9月商品貿易収支
・12日(金):(欧)9月ユーロ圏鉱工業生産

【予想レンジ】
・112円50銭-115円00銭

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