独り言を言う上司が目の前の席になって…
一方で、音が気にならないように、対策をとる人もいる。人材紹介会社で働く30代男性・Cさんは、独り言がうるさい上司が目の前の席だった経験から、自己防衛するようになった。
「僕はカフェのほうが仕事や勉強が捗るタイプで、それまで他人の声や音が気になったことはなかったんです。でもある時、めちゃくちゃ独り言を言う上司が目の前の席になりました。何かストレスがあるのか、ずっとブツクサ文句を言う感じで、そのブツクサによって僕がストレスを溜めるように……。でも『独り言を言わないでください』なんて言えないので、どうしても気になる時はノイズキャンセリングイヤフォンを耳に突っ込んで、さもオンライン打ち合わせ中のようなフリをしています。音楽を聴きながら仕事をするのがOKな職場ならいいんですけどね。
オフィスは共有スペースなので、みんなが快適に使えるのが理想。自分が我慢できない音の場合は話し合いをするのもアリだと思いますが、なかなかそうもいかない。自己防衛も大切かなと思います」(Cさん)
言われてみれば、さまざまな音が飛び交うオフィス空間。一度気になり始めると、ずっと気になってしまうのかもしれない。