都会の風潮が生む闇は、犯罪にとどまらない。厚生労働省が発表した都道府県別の児童相談所の受付件数は大阪や神奈川、東京、埼玉と大都市圏ほどその数は多い。
「隣人同士であっても顔見知りでないことが当たり前である都会では、子育て中の母親が孤立しやすい傾向にあります。親子3世代同居もほとんどなく、DVなど一度家庭内でもめ事が起こると外から発見できずエスカレートしやすいうえ、母親が育児に疲れても相談する環境がなく、自分ひとりで抱え込むケースが非常に多いのです」(京師さん)
※女性セブン2021年12月2日号