ウェディングドレスへの憧れはない
メーカーに勤務する20女性・Bさんは、昨年入籍。いつか行こうと思っている新婚旅行の資金を貯める目的もあって、結婚式を挙げなかった。理由はお金だけではなく、Bさんのスタンスによる部分も大きかった。
「コロナが良い意味で見直すきっかけをくれました。私は自分が主役で目立つシチュエーションが苦手で……。ウェディングドレスへの憧れもゼロ。むしろスポットライトなんて浴びせないで、っていう感じで生きてます(笑)。だから、結婚式とか絶対嫌でした。大人数で集まることができなくなったコロナ禍は、むしろ入籍のチャンスだったんです。
それなのに、私の気持ちをわかっていない親戚からは、『コロナのせいで結婚式を挙げられないんでしょ? ウェディングドレス着られないのは、女の子なのにかわいそう』と言われました。いやぁ、大きなお世話なんですけど……」(Bさん)
ただ、彼は「記念になることがしたい」と言ったため、夫婦で選んだのがフォトウェディングという方法だった。コロナ収束後には、友人がパーティーを計画してくれているという。
「母親も父親も『好きにしなさい。そういう時代よね』と納得していました。コロナが落ち着けば、親しい友人が経営する飲食店で、10人くらいのパーティーを開いてくれると聞いています。自分が主役のイベントは本当に苦手ですが、小規模かつ親しい人だけが集まる会なら大丈夫かなと」(Bさん)
兄の結婚式を見てドン引き…
まだ結婚する予定はないにもかかわらず、「将来、結婚式を挙げる予定はない」という人もいる。都内の私立大学に通う20代女性・Cさんは、兄の結婚式を見てドン引きしたという。