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高収入男性と結婚した高卒40代女性の「理解してもらえない孤立」

理想の結婚相手に巡り合ったはずだったが…(イメージ)

理想の結婚相手に巡り合ったはずだったが…(イメージ)

 女性が男性に求める条件として、上位に入る要素のひとつが「収入」。これを最優先事項として掲げる人も少なくないだろう。都内在住のY子さん(40代・女性)は、いつもお金の心配をしているような、あまり裕福でない家庭に育った。その影響もあってか、「結婚相手は絶対にお金持ちがイイ」と言い続け、実際にその夢を叶えたかに見えた──。だが、なぜか今の生活に満足していないという。いったい何があったのか?

 Y子さんが生まれ育ったのは、これといった観光地や名産品もない関東地方の小都市。両親はそこで小さな個人商店を営み、地味で堅実なタイプだったが、Y子さんは高校卒業後に東京に出て、色々なバイトをしながら理想のタイプの男性を探し続けた。学生時代にモテモテだったY子さんは東京でも多くの男性からアプローチを受け、その中から10歳年上の大手新聞の記者と結婚。ルックス的には“美女と野獣”だったが、互いに結婚に迷いは全く無かったという。

 結婚当初は、広々としたマンションに住み、デパ地下や高級スーパーで買い物をし、たまに高級レストランで食事をする生活にY子さんはとても満足していた。しかし夫の栄転により、少しずつ不満の種が生まれてくる。Y子さんの親友・Tさんが証言する。

「結婚してすぐに夫の海外転勤が決まりました。しかしY子さんは外国語など一切できないので、現地にいた約3年間、ほとんど出歩かなかったそうです。住まいが日本企業の駐在員向けのアパートだったので、妻同士でお茶ばかり飲んでいたと、帰国してから愚痴を聞かされました」(Tさん。以下同)

 やがて帰国の途につくと、平穏な日々が取り戻されるかと思いきや、今度は夫の社交範囲の広さが苦痛の種となり始める。

「彼女の夫は仕事柄、交際範囲が広く、同僚や友人を頻繁に自宅に招きます。しかしY子さんは新聞も本も読む習慣がないまま育ったので、夫と友人らが交わすハイブローな会話にまったく参加できず、飛び交うジョークもまるで理解できないようです」

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