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【ドル円週間見通し】米CPIに注目 インフレ警戒ならドル買い維持の可能性も

・12月6日-10日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)10月貿易収支 7日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、-667億ドル
 参考となる9月実績は-809億ドルで赤字額は過去最大となった。財の輸入額は増加したが、産業用資材や原油の輸出額が減少したことが要因。10月については、輸入額の反動減が予想されていること、産業用資材の輸出額が増える可能性があるため、貿易収支は改善する見込み。

○(日)7-9月期国内総生産改定値 8日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率-3.2%
 参考となる一次速報値は前期比年率-3.0%。個人消費、輸出が低迷した。改定値については、7-9月期法人企業統計調査で設備投資の落ち込みがやや小さくなると想定されているが、公共投資は下方修正されるとみられており、改定値は速報値-3.0%から下方修正される可能性がある。

○(中)11月消費者物価指数 9日(木)午前10時30分発表予定
・予想は、前年比+2.5%
 参考となる10月実績は、前年比+1.5%。10月の生産者物価指数は前年比+13.5%と極めて高い伸びを記録した。最終消費者への価格転嫁の動きが広がる可能性があることから、11月消費者物価指数は10月実績を上回る見込み。

○(米)11月CPI 10日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、前年比+4.9%
 参考となる10月実績は+4.6%。最新の米地区連銀経済報告によると、支払い価格の上昇は全産業に広がっており、サプライチェーン問題はインフレの著しい要因となっている。11月時点でこの状況は改善されていないことから、コアの物価上昇率は10月実績を上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・7日(火):(中)11月貿易収支、(豪)豪準備銀行政策金利発表、(欧)ユーロ圏7-9月期域内総生産確定値
・8日(水):(日)10月経常収支
・9日(木):(独)10月経常収支
・10日(金):(日)11月国内企業物価指数、(英)10月国内総生産、(米)12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

【予想レンジ】
・112円00銭-114円50銭

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