家計

「非・移動社会」が加速する2022年“カードなし”クレジットカードも浸透か

キャッシュレスの利便性はさらに向上(イメージ)

キャッシュレスの利便性はさらに向上(イメージ)

 約2年間にわたる巣ごもり生活で、働き方から購買行動まで、人々の生活様式は一変した。もしこのまま新型コロナウイルスの流行が落ち着くなら、来たる2022年には何が起こるのだろうか。買い物面ではEC(インターネットショッピング)のさらなる普及に伴い、「カードのいらないクレジットカード」が台頭すると予測されている。

 5Gの浸透や自粛生活の影響で「非・移動社会」が到来している。2022年には、すべて自宅で完結させるシステムやサービスがより進化すると見られている。トレンドウオッチャーのくどうみやこさんが言う。

「海外旅行に行けなかったことから、若者を中心に、海外ECサイトの利用者が激増しました。若者のトレンドをけん引する韓国発の化粧品や洋服をはじめ、国内外の日用品、食品、家電などをいち早く、しかも全体的に価格が安いので、お得に手に入れることができます。

 サイトは日本語が整備されており、安全取引センターも設置されているので、商品が届かなかったり、粗悪品だったりするトラブルも防げる。激安韓国コスメ通販などで注目を集めている『Qoo10』や、中国のアリババグループの『アリエクスプレス』、アパレルの『SHEIN』などが中心です」

 そのほか、大手百貨店からのデリバリーや、プロのタクシードライバーがホテルのケーキや名店の高級メニューなどを配達するサービス「GO Dine」も登場。同サービスは2021年のクリスマスケーキ需要で注目を集めているとされる。

 2022年は、こうしたECの普及に伴い、新形態のクレジットカードが浸透する見込みだ。2021年9月には、少額クレジットカードの「NudGe」がサービスを開始。利用額上限は10万円で、引き落とし日は決まっていない。利用の翌日から好きなタイミングでATMから返済できる。さらに2021年10月に開始した「三井住友カード(CL)」は、スマホで申し込めば最短5分でカード番号が発行され、“カードなし”でネットショッピングなどができる。

「カードのいらないクレジットカード」が浸透していくことで、私たちの生活はさらに便利になっていくのかもしれない。

※女性セブン2022年1月6・13日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。