ステーキと言えば、高級料理の代名詞。外食でステーキを食べるとなるとそれなりの金額は覚悟するものだが、中には安い価格で提供するチェーン店も存在する。牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズによる「ステーキ屋松」は、まさにそんなステーキ店とあって、今回、マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者Aが、その実食レポをお届けする。
2019年3月に東京三鷹市に1号店がオープンしたステーキ屋松。主力メニューの「ミスジステーキ180g」、「松ロースステーキ200g」はいずれも1000円で、サラダ・スープ・ライスがお替わりし放題となっている。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「ステーキ屋松は、数あるステーキチェーンの中でも特に価格帯が安く、なおかつサラダ、スープ、ライスがお替わり自由。とにかくリーズナブルです。お肉は、表面だけが焼かれた状態で、熱々の溶岩石にのって提供され、自分で好みの焼き加減に焼いて食べるのが特徴で、同じステーキチェーンの『やっぱりステーキ』に近い業態です。ただ、『ステーキ屋松』は2021年12月時点で都内に4店舗しか出店していません。この安さであれば、全国展開すればかなり人気になりそうです」
サラダバーが充実
12月のとある土曜日の午後1時過ぎ、都内のステーキ屋松に到着した記者A。店の外で食券を購入するスタイルだが、そのときは満席だったため、店の外で5分ほど待ってから通された。
オーダーしたのは、主力メニューの「ミスジステーキ180g」。価格は税込み1000円で、サラダ、スープ、ライスがお替わり自由だ。また、この店限定でコーヒーも無料でお替わり自由となっていた(店舗によって異なる)。
サラダとスープは、セルフサービス。サラダコーナーでは、キャベツの千切り、ポテトサラダ、海藻サラダ、キャロットラペ、コーン、大根、パプリカ、ブラックオリーブがそれぞれ取り放題だ。
「サラダバーが思いのほか充実しています。ドレッシングもオニオンドレッシング、ニンジンドレッシング、フレンチドレッシングと3種類あって、お替わりをするごとに味を変えられる。スープは専用の機械から自動でサーブされるタイプで、わかめとごまを自分でトッピングします」(記者A・以下同)
テーブルには引き出しがあり、そのなかに紙エプロンとおしぼりが入っていた。また、ステーキのソース&スパイスとして、すだちソース、オリジナルソース、オニオンソース、ガーリックソース、ブラックペッパー、アンデスの紅塩、醤油、わさび、柚子胡椒、おろしにんにくがテーブルにセットしてある。かなりバリエーション豊かだ。