しかもメッセージを書く際は、たとえば旅行券ならその土地の歴史、食材ならそれを使ったメニューにも思いを馳せ、時にはニュースなどの時事ネタを織り交ぜて書き込むのだというからさすが……。とはいえコメントを書くのが苦手な人も少なくない。そんな人にはズバリ、「習うより慣れろ」だと言う。
「まずはこの『女性セブン』の懸賞企画に応募すべきです(笑い)。そしてはがきを書いたりWEB入力をしたりする時間を『どうせ当たらないのに無駄なのかな』なんてネガティブに思わずに、『現金が当たったら、あれを買おう!』と、当たったことを想像しながらハッピーな気持ちで書いてみてください。最初は数件応募して当たらないのは当然。毎日当たる懸賞もあるので、1日1件でも続けてみてください」(ぴろりさん)
わこさんも口をそろえる。
「私は当たるという行為を楽しみたいので、1万円の商品券より、1000円の商品券に応募します。そうやって『当てたい』より『楽しい』が勝るようになったら、当たりやすくなりました。懸賞って、コツコツ応募していたら何かしら当たる。努力が報われる行為のような気がして楽しいんです」
【プロフィール】
ガバちゃん/当選総額約4200万円。懸賞歴34年。懸賞でマンションを手に入れたという懸賞界のカリスマ。懸賞ライターとしても活躍中で、『ガバちゃんの懸賞入門』(白夜書房)など著書も多数。
ぴろりさん/懸賞専門誌『懸賞なび』(白夜書房)の編集者。仕事柄、キャンペーンを行う企業や懸賞マニアと接するため、最新事情に明るい。自身も懸賞マニアとして当てコツを実践中。
わこさん/当選総額1200万円。コロナ禍で応募&当選ペースが上がり、毎月の当選数が平均50件という懸賞界の猛者。はがき6割・SNS4割とマルチプレイ型で縦横無尽に賞品を獲得している。
取材・文/辻本幸路
※女性セブン2022年1月20・27日号