日本株に関しては、岸田政権が株式市場に対してネガティブな政策を実行する可能性もあることから、勢いよく上昇し続けるのは難しいのではないかと思います。日本株と米国株を比較するなら、まだ米国株の方が底堅く推移するのではないでしょうか。
目先の見通しとしては「節分天井」とも言われる2月あたりで一旦高値をつけ、その後、方向感が見えにくい展開になるのを予想しています。もちろん、相場にイレギュラーはつきもので、特に2月は突発的な事態が起こりやすい月でもあるため、急変時はシナリオを柔軟に修正する必要があります。私はこうした相場シナリオを大まかには描いていますが、トレードはチャートによるテクニカル分析を重視して行います。長く相場で生き残っていくためには、テクニカル分析を正しく活用することが大切だと考えています。興味のある方はあらためて勉強してみてはいかがでしょうか。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)