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ALSOK、現金輸送の需要縮小でジビエ事業参入 出荷には警備のノウハウも

生きたまま搬入されたイノシシやシカは毎回、茂原市役所の担当者が立ち会い確認する

生きたまま搬入されたイノシシやシカは毎回、茂原市役所の担当者が立ち会い確認する

 生きたまま搬入されたイノシシやシカは毎回、茂原市役所の担当者が立ち会い確認する。

 切り取った尻尾を各自治体に提出すると、捕獲者に報奨金が支払われる。QRコードで個体情報を管理。報奨金手続きはALSOK千葉が無料で代行し、報奨金は全額、捕獲者が手にする。代わりに捕獲者から無償で獲物を提供してもらい、飲食店や食肉卸への食肉の売り上げがALSOK千葉の収益となるスキームだ。

 回収現場では、GPSで位置情報などデータを収集し、商品の流通経路をたどるためのトレーサビリティ対策にも万全を期す。金属探知機にも通し、安心・安全を保障して出荷するジビエには、警備のノウハウが凝縮されている。

撮影/太田真三 取材・文/上田千春

※週刊ポスト2022年1月28日号

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