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「NEXT GAFAM」を担う日本企業12社 ソニー、任天堂、SB、キーエンス等

「出会い」をビジネスに

 生粋の「資本家」として世界基準の才覚を持つ孫正義氏が率いるソフトバンクグループは、もう一つの成功例と言えます。

 稼いだ資本をよりリターンの高い成長分野に次々と投資してきた孫氏の特徴は、借金してでもビジネスを拡大させる決断力と先見性です。将来を見据えた眼力を持ち、成功と成長のモデルをきちんと描ける。

 その孫氏が「これからはスマボ(スマートロボット)の時代になる」と言っています。音と映像以外はデータの世界であるスマホと異なり、スマボはリアルの世界で動くため、「サイバー・フィジカル・インターフェイス」が鍵になる。

 では、ロボットを動かすものは何か。モーターとセンサーです。人間で言えば、モーターが筋肉、センサーは目や耳などにあたる情報入力装置です。その両輪を担うのが、FA(工場自動化)用センサーの世界トップであるキーエンスと、パソコン用モーターから自動車や風力発電用の大型モーターまで製造する日本電産です。

 顧客に付加価値を与える提案と、それを支える営業力と商品力を持つキーエンスは高い収益性を誇り、売上高5000億円ほどでも時価総額3位(14兆円)に入りました。

 日本電産には今後、EV(電気自動車)の普及で追い風が吹くでしょう。同じくEV化で注目されるバッテリー分野は激戦区ですが、モーターは日本電産が圧倒的です。

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