多角的な経営が際立つ楽天グループ社長・三木谷浩史(9位)は、多分野での活躍が高評価に繋がった。
「三木谷氏が実現した携帯電話ネットワークの完全仮想化は、情報通信分野でiモード以来の日本発イノベーション。医療でも、光でがん細胞を破壊する『イルミノックス』という新技術を確立しました」(ジャーナリスト・大西康之氏)
40代にして上位に食い込んだのが、米インディードを買収しグローバル化を果たしたリクルートホールディングス社長・出木場久征(12位)。出木場を強く推す千葉商科大学准教授の常見陽平氏は、「今後も“人材界のグーグル”に同社を飛躍させるだろう」と語る。
難局を前にしても果敢に挑み続ける経営者は、この国に少なからず存在する。
【アンケートに答えてくれた有識者32人】
相沢幸悦、天野秀夫、有森隆、磯山友幸、井上久男、植木靖男、江上剛、大西康之、岡山憲史、小川孔輔、荻原博子、長田貴仁、柏木理佳、片山修、河野圭祐、小泉深、古賀純一郎、小宮一慶、杉村富生、鈴木貴博、須田慎一郎、関慎夫、田代秀敏、常見陽平、中原圭介、福田俊之、前屋毅、馬渕磨理子、溝上憲文、森功、森岡英樹、森永卓郎(五十音順、敬称略)
※週刊ポスト2022年2月18・25日号