実家で母がまさかの使い方を!?
メーカーに勤務する30代女性・Bさんの実家には、乗馬フィットネス機器がある。もう使っていないものとばかり思っていたが、先日、母が意外な使い方をしているのを目撃してしまった。
「もともとは15年以上前に、母が痩せたいからと通販番組で衝動買いしたものです。またがるだけでダイエットできると、その魅力を力説された覚えがあります。でも、すぐに飽きたのか、数回で使わなくなり、荷物置き場になっていたんです。先日実家に寄ったら、なんとマシンにスマホを固定して稼働させ、『ポケモンGO』の歩数稼ぎに利用していてビックリ。『だから太るんだよ!』とツッコんでおきました(笑)」(Bさん)
かくいうBさん自身、約5年前に通販番組で購入したものの、ほこりをかぶっていた腹筋マシンと、足を滑らすだけで美脚が手に入るという触れ込みのマシンを所有している。親の姿を見た今、それらを再び利用すると決意を新たにする。
「やはり家にいることが増えたので、運動不足なのは確実だし、時間を有効利用したい。気負うと挫折してしまうけど、仕事の合間にフィットネスをするぐらいの感覚で頑張ってみようと思います」(Bさん)
IT企業に勤務する40代男性・Cさんは、2000年初頭に日本に上陸した、電気で筋肉に刺激を与えるトレーニング機器と、手軽にエクササイズできる1人用トランポリンを持っていたが、もう使わないと判断。いずれも親族に譲った。
「電気で鍛えられる機器は70代の親に譲りました。『着けてるだけで鍛えられるなんてすごい時代ね!』と喜んでいましたが、むしろ昔のものだとは言えず……。『1人用トランポリン』は弟夫婦に譲りました。姪っ子の遊び道具になっているようです。どちらも使いこなせなかった自分が恥ずかしい」(Cさん)
家庭に眠る健康器具の数々。もう一度見直すと使う気になるかもしれないし、誰かが再利用してくれるかもしれない?